運送業8割が売上減少など悪影響(NHK福井 5/16放送)

2020.05.19 新型コロナウイルス関連 NHK福井

運送業8割が売上減少など悪影響


新型コロナウイルスによる運送会社への影響について県トラック協会が、5月、協会に加盟する会社を対象にアンケート調査したところ、回答した会社の8割が売り上げの減少などの「悪影響が出ている」か「見込まれる」と回答したことがわかりました。

県トラック協会は、加盟する県内の運送会社486社に、新型コロナウイルスによる企業活動への影響についてアンケート調査を行い、半数近くにあたる234社から回答を得ました。
その結果、52%にあたる122社は「悪影響が出ている」、29%にあたる67社は「今後悪影響が見込まれる」と回答しました。
さらに、このように回答した会社に具体的な影響を聞いた質問では、80%にあたる152社が売り上げの減少、34%にあたる65社が荷主の休業などと回答しました。
このほか、新型コロナウイルスの影響でドライバーや家族への偏見などがあったか聞いたところ、ドライバーの家族が仕事先で出勤停止とされたケースや、子どもが通う保育園でほかの保護者から、子どもの登園自粛を求められたケースなどがあったことがわかりました。
県トラック協会は、「運送業は生活や経済を支える大切な役割を担っており、ドライバー自身も自分や家族の安全を守るために人との接触を最小限にするなど感染予防策を徹底しているので偏見を持たないで頂きたいです」とコメントしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20200516/3050004758.html